長田奈麻
NAO OSADA

<所属>ダックスープ

<参加経歴>劇団健康・ナイロン100℃に客演→96年「下北ビートニクス」よりナイロン100℃に正式参加

<メモ>・1967年12月15日生まれ。O型。
・本来健康に客演として2回出演(13回、14回公演)。ナイロンの「予定外」「ネクスト・ミステリー」「ウチハソバヤジャナイ〜Version 100℃〜」にも参加するが、正式な参加は「下北ビートニクス」より。「どうしてもナイロンで一緒にやっていきたい」とケラに直訴して入団したのは有名な話。
・大体最初は読み間違えるが、彼女の名前は「おさだ・なお」。読み間違えるどころか読めない人もいる。
・参加当初、「巨乳の長田奈麻さん」と紹介されたりすることも多かった。普通に見てる分にはそんなに巨乳だとは感じないが、注意して見てみればそんな気もする。個人的にそう認識したのはシリーウォークプロデュース「フリドニア」だったので、めちゃくちゃ最近。
・第三舞台に入りかけたことがあるらしい。正式な時期がつまびらかでないので分からないが、おそらく第三舞台が休止していた前後のことだと思われる。
・オペラやバレエなどに接する機会が多かったため、ダンスを得意とする。ナイロンの公演でダンスが組み込まれている時は、彼女が振付をしている時が多い。あからさまにミュージカルなダンスでなければ、彼女の振付と考えてよい。
・その振付はかなり独特。芝居の場つなぎやカーテンコールの演出なども手がけるため、妙に芝居じみたダンスが多い。ナイロンだけでなく、大人計画など他劇団の振付も担当。「すべての犬は天国へ行く」では、ロマンチカの横町慶子と共にかなり難易度の高い振付をつけた(もともと戸川純の曲が難しかった)。
・ナイロンでは数少ない既婚者。旦那さんと知り合った場所は…ああ、言ってしまいたい!言ってしまいたいが、言ったらいろいろ問題なので言わない。つまりそんな場所。
・01年にはプロデューサーとして「Cherry Bonbers Project」を発足。公演はまだ1回だけ。第1回公演はケラリーノ・サンドロヴィッチ作・手塚とおる演出の1本と、宮藤官九郎作・河原雅彦演出の1本の計2本が上演された。これだけでも、いかに小劇場界に顔が広いかが分かる。
・アクがない芝居を得意とし、ケラ作品のスピードを決める役割を果たしていることが多い。だがアクのない語り口として油断させて、とてつもなくブラックなポジションに立っていることもある。こういう説明をするのが非常に難しい女優。
・説明しづらいことを象徴するような、以下のような台詞が「ナイス・エイジ」冒頭にある。時次(大倉孝二)の台詞。
「妹が…なぁんか…こんな感じ」
・若い役から老婆の役まで、老若男女、幅広くこなす。作品を語る際、彼女の役について語る者はあまりいない。いわゆる名脇役。これはケラが理想とする俳優像でもあり、作品に書かれたイメージを、破綻するギリギリのラインにまで持って上げることのできる、ナイロンには欠かせない俳優と言える。
・それだけに目立たず、気付く人は数少ないが、ボケとツッコミを両刀使いで演じることができる。彼女の魅力が存分に発揮された近作に「ハルディン・ホテル」。ロッカーの派手な出で立ちで、恋人であるヒヅメ(村岡希美)を相手にハイスピードでボケながら、そのボケがツッコミとしても成立しているという、見るだけで楽しい役柄を好演。だが物語の最終部分ではしっとりとまとめるという、本来の持ち味も発揮。
・役者としては「ビフテキと暴走」で壁にぶつかったという記録が残っている。ケラ自身も彼女の使い方に困っていた様子が、この公演ではかすかに感じられる。
・外部出演はシリーウォークプロデュースやKERA・MAP、Cherry Bonbers以外にも大小問わず出ており、03年のペンギンプルペイルパイルズ「ワンマン・ショー」に出演。緑川緑という、一筋縄では行かない、嫌味な役を演じる。この公演で倉持裕は岸田戯曲賞受賞。外部出演において彼女は、ナイロンではあまり見ることのできない意外な役を演じることが多い。
・映像出演としては「池袋ウエストゲートパーク」。そんなに重要な役所ではないが4回出ている。03年によく流れていた大関のCM「のものも」で中村玉緒の横で踊り狂っていたのも、彼女。

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