23rd SESSION

フローズン・ビーチ

2002/7/12〜26 新宿紀伊國屋ホール
8/2〜4 近鉄小劇場
8/9 栗東芸術文化会館さきら
8/14〜15 仙台市青年文化センター
8/18 大分コンパルホール
8/24 新潟りゅーとぴあ
8/28 つくばカピオホール
8/30 パルテノン多摩小ホール

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:犬山犬子、峯村リエ、松永玲子、今江冬子

<主要な役>市子=犬山犬子、千津=峯村リエ、愛・萠=松永玲子、咲恵=今江冬子

<メモ>・現在までナイロン時代の作品で再演されたのはこの作品のみ。全国ツアーも今のところこれが最大規模(50日間、8カ所)。
・未映像化。ただし初演時のDVDのコメンタリーや特典映像はこの時のもの。この時、「ノーアート・ノーライフ」と同時に公演映像が初めてDVD化されたが、素材が悪く、コメンタリーも雑音が多くて聞き取りにくい。また今後の再演はあり得ないとしているので、この公演がソフト化することはほぼ絶望。
・初演時と台詞や場面転換、スライドなどもほぼ同じ。ただ、クレジットの順番が微妙に変わっているのが気になるところ。
・使用曲はジャンゴ・ラインハルトの「Shine」がテーマソングのまま変わらず。劇中で流れるタンゴの曲も同じ。
・余裕から来るものなのか、開演前の映像の遊びがこの時頂点に。「ノーアート・ノーライフ」のソフトやパンフレットの宣伝、「書店の皆様へ、ケラリーノ・サンドロヴィッチは日本人です」などの映像。上演が紀伊國屋ホールだったため、撮影も開店前の紀伊國屋で行われた(だけどサザンの紀伊國屋)。
・たまにこの公演映像がNHKなどで流れることがあるが、二場までは全く同じなのでほとんど区別がつかない。見分け方は、三場で愛が「森光子ロボット」をしていることや、ラストが銃ではなく斧などを取り出しているところなど。一発で見分けられるのはソファーの色。初演は黒だが再演は白。
・この時のシルエットは、当時準劇団員だった渡辺麻衣子<現・皆戸麻衣>。
・大阪の公演会場が近鉄小劇場であることから分かるように、劇場のサイズが紀伊國屋ホールとは合っていない場所が多かった(近鉄小劇場を使用するツアーの東京公演会場は、大体本多劇場)。袖を調整することでセット位置を変えていたが、具象セットであるためにそれがままならない場所もあった。
・様々なことが再演理由に付け加えられたが、最も大きい事情は三場の時代設定が03年であることだろう。「森光子ロボット」に差し替えられた理由も、公演当時既にきんさんが亡くなっていたからであった(ほどなくぎんさんも逝かれる)。ただ、なぜかあるはずのない「タイタニック2」を再現するシーンが加えられた。
・この時期ナイロンの動員は加速度的に増加しており、チケットの売り切れが相次いだ。基本的に、ナイロンは補助席以外に立見を作ることがないため、ネットオークションでのチケット価格上昇も各所で見られるようになる。
・公演で使われるモデルガンがどんどん精密になっており、ラストの銃の乱射・暴発はものすごく鼓膜に響いた。
・現在までのところ、今江冬子が出演した最後の公演。

<ちらしより>南の孤島、浜辺に建つ一軒家。そこに集まる女達。平穏な夏を過ごすはずだった彼女たちを襲う数奇な運命。16年間に渡る、憎しみと許し、拒絶と理解、偶然と必然の物語。ケラリーノ・サンドロヴィッチとナイロン100℃が紡ぎだす、サスペンス・コメディーの頂点、圧倒的熱望に答え、最初で最後のオリジナル・キャスト再演、遂に決行!

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