21st SESSION

すべての犬は天国へ行く

2001/4/6〜22 下北沢本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:犬山犬子、峯村リエ、松永玲子、今江冬子、長田奈麻、澤田由紀子、新谷真弓、杉山薫、村岡希美、安澤千草、明星真由美、横町慶子、森野文子、戸川純(、植木智美<現・夏十>、尾崎陽子、野原千鶴、藤原ヨシコ、三ツ峰ひかり、横山彩、渡辺麻衣子<現・皆戸麻衣>)

<主要な役>エルザ=犬山犬子、エリセンダ=峯村リエ、カミーラ(アイアン・ビリー)=明星真由美、デボア=戸川純

<メモ>・ワンシチュエーションもの。シリアスコメディーの、おそらく現時点での頂点。
・ナイロン通販でビデオ、サントラ購入可能(サントラは全国大手CDショップでも入手可能)。戯曲購入可能(論創社)。
・女だけの西部劇というふれこみ。舞台の大部分が西部劇っぽいバーのセット。だがそこは娼婦宿。
・男たちが全部去ってしまった、という設定は「ゴドーを待ちながら」の引用であるとケラは公言。
・狙撃手然としているのはエルザのみだが、次々に殺し合いが始まり、一幕が終わる時点で半分以上の人間が消えている。最終的にはデボアとエリセンダ以外、全員消える。
・戸川純の起用は当初歌のみの予定であった。そのため、二幕になると急に出番が増える。
・峯村リエ=エリセンダ、という役名は「薔薇と大砲」と同じで、役柄も同じ娼婦役。
・オリジナルテーマ以外は全てカバー曲。「マルクスの二挺拳銃」などから。サントラではなんとケラも歌っているが、もちろん劇中にそんなシーンはない。
・ロマンチカの横町慶子の参加は、健康以来13年ぶりの参加。04年の「男性の好きなスポーツ」でも参加。
・最初リトルチビが川島英五を歌うパートがあるが、公演当時、川島英五が急逝した直後だった。
・明星真由美が芝居に出演した最後の作品。

<ちらしより>殺し合いの果て、男が一人残らず死に絶えた西部の町の古びた居酒屋。今や、来る客はいない。女達は途方に暮れて、ただ酒を飲む。二階は売春宿。商売あがったり。やがて、奇妙な町のバランスは女達をひとり、またひとりと蝕んでゆく・・・。ケラリーノ・サンドロヴィッチ演劇人生活15周年記念公演、第2弾は女性だけの異色西部劇。ほんの少しだけ砂埃舞い、一、二発は銃弾も飛びかう、シリアス・コメディーの最高傑作。

Back to where you were

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送