11th SESSION

カメラ≠万年筆
〜1985 SUMMER〜

1997/7/31〜8/19 下北沢ザ・スズナリ

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:みのすけ、三宅弘城、松永玲子、大倉孝二、安澤千草、笠木泉、藤谷みき、宮本雅通、澤田由紀子、村岡希美、廣川三憲、新谷真弓、仁田原早苗、根本史紀、中込佐知子、太田一郎、長尾ちよみ、薄井陽介、山崎元、小手伸也、正田達也、鈴木雅子、戸塚明子、中島文博、棟安真由美

<主要な役>皆戸=笠木泉、和久井=安澤千草、篠山=澤田由紀子、安藤=みのすけ

<メモ>・ワンシチュエーションもの。「ライフ・アフター・パンクロック」と並行して公演。具象セットも二つとも基本的には同じ。
・未映像化。「フローズン・ビーチ」DVDの特典映像の中、松永玲子の部分に一部入っているのみ。
・発想は青年座の公演をヒントにして作られた2本。台詞まわしも、どことなく平田オリザのそれを連想させる。
・Side SESSION#2「カメラ≠万年筆」の再演。キャストも主要な役は同じだが、退団などで欠けた役は、当時の新人、ワークショップからの若手を補填して公演。
・一幕三場。初演時は五場であったものを大幅に変更。私立水島大学の映画研究会が舞台だが、隣に写真部があるという設定で、この話も大幅にからむ。
・自主映画で脱ぐ、脱がないの話はそのまま映画「1980」へと流用された。ただし、この話が映画の完成ができないまま終わるのに対し、「1980」は一応、映画は完成する。それ以外にも、この公演と似たシーンがかなり多い。
・和久井役の安澤千草は当たり役と言われており、この役は彼女以外にはできないとケラは宣言。これもまた、映画に流用されている。
・85年当時の話題がかなり忠実に再現されており、ナゴムギャルまで出てくる。しかもそれを演じているのは本当にナゴムギャルだった新谷真弓。
・出演者25人ほぼ全員の役名が舞台上で交わされるため、見ている方は分かりづらいったらありゃしない。特に、監督役の皆戸をナイロンの俳優ではない笠木泉に充てたことでより一層分かりづらくなった。
・予言のできる女の子(仁田原早苗)の予言により、95年の話題が出てくる。公演当時はまだドラスティックな話題ばかりで、予定していた笑いに転化しなかったものも多かったのではないだろうか。
・篠山陽子(澤田由紀子)という名前の女優、という設定はケラが好んで使うもの。「ケラの遺言」(絶版)の中で、ケラの映画に出演する大物の女優は篠山陽子。
・安藤(みのすけ)の役は「ライフ・アフター・パンクロック」と同一人物。だが5年の歳月を経て変わっている、という設定。劇中スライドでは、安藤の更なる今後が提出されるが、演じられず。

ちらしは「ライフ・アフター・パンク・ロック」を参照(同一ちらし)。

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