シアターコクーンオンレパートリー

カメレオンズ・リップ

2004/2/6〜29 Bunkamuraシアターコクーン

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:堤真一、深津絵里、生瀬勝久、犬山イヌコ、山崎一、余貴美子、木村悟、村田麻里

<主要な役>ルーファス・T・ファイアフライ=堤真一、ドナ、エレンデイラ=深津絵里、ナイフ・ハーフムーン=生瀬勝久、ガラ・トメート=犬山イヌコ

<メモ>・ケラ演出では現時点で最大規模の会場(03年の明治座に並ぶ)。出演者もNODA・MAPのごとく豪華。
・DVD入手可能(PCBX-50635)。ナイロン通販では取り扱いなし。
・出演者も、近作では見られないぐらいの少人数。だが上演時間はいつものように休憩を挟んで3時間弱で、特に堤真一の台詞の量は膨大であった。ただ、彼を見慣れていると普通の量に見える辺りはさすが。
・屋内、屋外といった装置転換はあるものの、ほぼワンシチュエーション。だが恐ろしく大規模。派手な演出もあり。
・当初の仮題は「フリーダム・オブ・チョイス」。これはDEVOのアルバムタイトルから。ケラ作品は仮題がそのまま本当のタイトルになってしまうパターンが多いが、この作品は変えられた。
・音楽は伊藤ヨタロウ。つくづく大人計画の影響を感じる。
・映像は「ハルディン・ホテル」と似たイメージ。使用言語もロシア語。
・ナイロンとは全く違った面持ち。シリアスではあるが、徹してはいない。笑いも探り探りで入れられている印象。
・コクーンでよく使用される、雨を降らせるのがラスト。最前列は悲惨だったはず。
・理知的な騙し合いが繰り広げられるが、テンポを落とした演出のため、翻訳ものとは違った匂い。
・クライマックスになるとドナとエレンデイラの区別がつかなくなるが、役者本人たちも完璧には理解せずにやっていたらしい。
・エレンデイラという名前は、おそらくガルシア・マルケスの小説から来ている。
・それって実は近親相姦じゃないか?という根源的な質問は言ってはならないようだ。

<ちらしより>ケラリーノ・サンドロヴィッチ、新作でシアターコクーンに初登場!!
嘘をつき合うことでしか愛し合えない男と女。そこに、嘘をつかねば生きられぬ人や、なんとなぁく嘘をついてみる人がからむ、そんな物語り。
嘘が嘘を呼び、嘘に呼ばれた嘘がまた嘘に呼ばれる。だました者が勝つとは限らない、演劇史上初、文系クライム・コメディ!

シアターコクーン

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